就職活動における⾃⼰分析とは
コンピテンシー診断Sprout では、キャリアデザインの最初のステップとしての⾃⼰分析を⾏ってもらいましたが、ここでは、就職活動における⾃⼰分析について、みなさんに理解いただければと思います。⾃分⾃⾝をしっかり把握し、それを、企業に対して効果的に伝えることができるかどうか。それが就職活動の成功の可否を分ける分岐点となります。
POINT
- ● ⾃⼰分析は就職活動の⾃⼰ PR 作成に⽋かせないだけでなく、企業・ 職業を選択する際にも必要になってきます。
- ● ⾃分⼀⼈でやるのではなく、第三者(親・友⼈)や適性テストなどの⼒ を借りましょう。
- ● ⾔語化することで、さらに⾃⼰理解が深まります。
⾃⼰分析とは
就職活動は⾃⼰分析に始まり、⾃⼰分析で終わるといっても過⾔ではありません。そして⾃⼰分析に正解はありません。それゆえ、多くの学⽣が⾃⼰分析で悩み、つまずいてしまうのです。逆にいえば⾃⼰分析を制すれば、就職活動は成功するといえます。では、なぜ、こんなにも就職活動において⾃⼰分析が重要視されるのか。理由は⼆つあります。⼀つは採⽤試験に通るために必要な⾯接対策やエントリーシート対策、⾃⼰ PR 作成などのためです。志望企業の内定を取るためには、⾃分という商品を他の学⽣よりも効果的かつ、印象的にアピールをしなければなりません。そのためには⾃分⾃⾝をより深く知り、把握することが必要になってきます。
もう⼀つは、⼊社後のミスマッチを未然に防ぐため。ミスマッチとは企業が求める⼈材の資質と求職者の資質のズレで、相性が合わなくなることを指します。「⼤企業だから」といったイメージや憧れだけで仕事や企業を選択した場合、⼊社後に「こんなはずじゃなかった……」というミスマッチが起き、離職する確率が⾼くなるのです。それを防ぐためには、⾃分の興味や適性、価値観(こだわり)や望む働き⽅と会社のそれらを就職活動時に知り、「合っている」と納得したうえで⼊社することが⼤切。充実した社会⼈⽣活を送るためには、⾃分⾃⾝のことをよく理解したうえで、⾃分に合った仕事、続けていけそうな仕事、職場を選択する必要があるのです。
どれくらい⾃分を知っているのか?
いきなり「⾃⼰分析」に取りかかる前に、⾃分⾃⾝のことをどれくらい知っているかを試してみましょう。履歴書やエントリーシートの定番の質問を以下に挙げるので、それぞれの問いに挑戦してみましょう。
どうですか?スラスラと書くことができたでしょうか?程度の差こそあれ、⼾惑った質問もあったでしょう。「得意なことは何ですか?」という問いにはたいていの⼈が答えられたと思いますが、その「理由」となると考え込んでしまうに違いありません。なぜなら、普段、得意なことの理由まで突き詰めて考えることなどないからです。
しかしその「理由」や「なぜ?」といったことを掘り下げて考えることで、⾃分の⾏動の特徴や興味、適性、価値観を明確にしていくことが必要なのです。
⾃分の過去を振り返る
就職活動を始めるには、まず「履歴書」が必要になります。履歴書は、「⾃分はこういう⼈間ですよ」と相⼿に伝えるためのものなので、⾃分のことを知っていないと書くことができません。
⾃分の過去を振り返り、掘り下げて考えてみることが必要なのです。
つまり、履歴書を書くためには、⾃⼰分析は切り離せないもの。本サイト内の⾃⼰分析⼊⼒ワークコンテンツを⼗分に活⽤して、納得のいく良い履歴書を完成させましょう。