⾯接の形式と⼼得
⾯接試験の形式や回数は企業によって異なります。⼀般的なフローは、第⼀次⾯接、第⼆次⾯接、第三次⾯接、最終⾯接となります。
それぞれ、試験の形式や⾯接官が変わり、あなたを⾒る⾓度や選考のポイントも異なります。
※第⼀~第三次⾯接まで WEB ⾯接、最終⾯接を対⾯で⾏う企業が増えています。
POINT
- ● ⾔葉づかいや礼儀にとらわれるあまり、ガチガチにあがってしまわないように気を付けましょう。
- ● ⾯接のポイントは、相⼿の話の要点を聞き取れること。そして⾃分の意⾒をはっきり⾔えることです。
- ●わざと難しい質問や厳しい態度をとって、対応できるかどうかを試す圧迫⾯接にあたっても、落ち着いて笑顔で対応しましょう。
- ● 先輩たちの就職活動体験記を参考にしましょう。
⾯接の段階
第⼀次⾯接
集団⾯接やグループディスカッションの形式が多く、⾃⼰PRや学⽣時代に⼒を⼊れたことなど⼈柄が問われる傾向があります。マナーなどの第⼀印象も重要です。
第⼆次⾯接
⾃⼰PRや志望動機などについて、より踏み込んだ質問をされます。業界・企業研究を⼗分にしたうえでの⾃⼰PRがされているかどうか、受験者の本質が⾒られます。
第三次⾯接
志望する姿勢が問われます。⼊社意志の強さや動機などの質問を通じて⼈柄、適性などを⾒られます。また、会社の⽅針に合った⼈間かどうかの確認がなされます。
⾯接の⼼得
⾯接の準備
⾯接に臨む前に、もう⼀度⾃分の書いた履歴書やエントリーシートを読み返しておきましょう。⾯接官はたいていの場合、履歴書やエントリーシートに沿って質問を投げかけてきます。⾃分の書いたものを読み返しながら、頭の中で⾯接のシミュレーションをしておきましょう。同時に、⾯接を受ける会社のホームページや⼊社案内などの資料に⽬を通すこと。きちんと企業研究しているかどうかが評価の分かれ⽬です。
⼊室前
⾯接の控室といえども油断は禁物。すでに⾯接は始まっていると考えましょう。携帯電話の電源を切り、友⼈や知⼈を⾒かけても、普段と同じようにおしゃべりを始めてはいけません。また、他社の資料を読んだり、化粧直しをしたり、たばこを吸うなどはもってのほかです。名前を呼ばれるまで静かに待ちましょう。これは、就職活動時だけでなく、社会⼈となり、他社を訪問するときも守らなければならないルールです。
姿勢・マナー・⾔葉づかい
⾯接は礼儀作法の試験ではないので、必要以上に硬くなる必要はありません。姿勢やマナー、⾔葉づかいを気にするあまり、ガチガチに緊張してしまわないようにしましょう。そんなふうにならないためには普段から⾯接時と同じ姿勢、マナー、⾔葉づかいを⼼がけることです。また、普段から上の世代の⼈と話す習慣をつけるようにしましょう。同世代では理解し合える会話でも世代が違うと伝わらないこともあります。年上の⼈と論理的な会話をすることができれば、⾯接でも⼤丈夫です。
⾯接官の⽬を⾒て話そう
⾯接官の質問に答えるときに、下を向いたまま話したり、⾯接官から顔をそらして話す⼈がいます。そういう態度は⾃信がないように⾒えたり、ひどい場合はマニュアルの丸暗記ではないかと勘ぐられたりします。答えるときは正々堂々と⾯接官の⽬を⾒て話すようにしましょう。
質問に答えられないときは正直に⾔うこと
⾯接官の質問に対してとっさに答えられないときに、ただ黙って考え込んでしまう⼈がいますが、それは逆効果です。「正直に⾔いますと、そこまで深く考えていなかったので、ちょっと混乱しています」とか、「なるほど、そういう考え⽅もあるんですね。それはまったく気が付きませんでした」というように、堂々と⾔うことによって相⼿とのコミュニケーションが促進されます。⾯接で⼤事なのは、⾯接官とのコミュニケーションの取り⽅であって、即答できるかどうかというクイズやゲームではありません。それを勘違いしないようにしましょう。
⾯接のポイントもエントリーシートと同じ
⾯接のポイントもエントリーシートと同じです。裏付けとなる事実をきちんと提⽰し、それに基づいた⾃分の意⾒を堂々と述べることができれば⼤丈夫です。反対に、「とにかく好きなんです」とか「絶対に御社で頑張れる⾃信があります」などと、裏付けのない⾃分の意⾒や感想を述べるのは逆効果だということを肝に銘じておきましょう。