企業研究⽅法④新聞を活⽤する
通学時間などの合間に、スマートフォンを使って企業研究をする学⽣が増えています。
たしかにインターネットでの企業選びは便利ですが、⾃分の興味のある情報ばかりに⽬がいってしまい、なかなか視野が広がりません。
そこで、おすすめなのが新聞の活⽤です。
POINT
- ⻄友が、楽天とともに倉庫を運営し、ネットスーパー事業をてこ⼊れするといっ た内容です。その背景にあるのはネットスーパーの競争激化です。業界内の各社のポ ジションと業界の垣根を越えた企業の協業が活発なことが記事からわかります。
1⽇約 200~400 社の企業情報を掲載する⽇経新聞インターネット記事での情報収集はもちろん有効ですが、つい⾃分の興味のある業界や企業の情報にばかり⽬がいきがちです。
新聞には⼀覧性があるため、まったく知らなかった企業など、思わぬ情報の発⾒にもつながりやすいです。
特におすすめなのが⽇本経済新聞。⽇経新聞には、1 ⽇約 200~400 社の企業や業界の最新トレンドが掲載されています。
ネット媒体に慣れていて新聞になじみのない⼈にとっては少しハードルが⾼いかもしれませんが、まずは⼿に取って⾒出しを眺め、気になった記事の最初の⼀段落だけでも読んでみましょう。毎⽇⽬を通せば次第に経済や社会の流れがわかり、⾃分の関⼼のある業界や企業も絞れてくるでしょう。
業界や企業の動向を知るには、「企業⾯」「企業総合⾯」
⽇経新聞の紙⾯には、「総合⾯」「政治⾯」「経済⾯」など様々な種類があります。情報収集の際、業界企業研究のときに⽬を通してほしいのが、「企業総合⾯」と「企業⾯」です。社会の背景に合わせて事業展開していく各企業の情報や業界動向を把握することは、志望動機を考えるうえでも⾮常に有効です。
⽤途別おすすめ紙⾯、新聞
企業の情報を得ることは、その企業が⾃分に合うかどうかの判断をするだけでなく、複数の企業を⽐較検討する際の材料にもなります。沿⾰を調べると、その企業のことだけではなく、業界の成り⽴ちなどもわかります。また、経営者の考え⽅には、その企業の価値観が⾊濃く反映されているので、⼈間と同じように企業にもいろいろな顔があると思いましょう。事業としての顔、働く場としての顔。これらを知ることで、企業を総合的に⾒ることができ、より正確な判断をすることができます。
事業での顔は企業のホームページや会社案内、『⽇経会社情報』『会社四季報』などから調べることができます。OB・OG 訪問や会社説明会などでは、働く場としての顔を知ることができます。どちらの顔を調べるにしても、⾃ら積極的に動き、⾃分にとって必要な情報が何かを把握することが⼤切です。
⾦融志望者向けの「⾦融経済⾯」
メガバンクや地⽅銀⾏、証券や⽣保・損保、そして今話題の仮想通貨交換会社などの⾦融業について特化した記事が載っています。⾦融志望の⼈はチェックしましょう。
グローバルで活躍したい⼈向けの「アジア Bi z ⾯」
新興国の発展が著しいアジア市場です。アジア各国の企業の動向だけでなく⽇本企業のアジア展開情報も掲載しているので、思いがけない企業に出合えるかもしれません。
メーカー志望者向けの『⽇経産業新聞』
企業情報がより深掘りできる『⽇経産業新聞』です。メーカー情報も満載で、最新のモノづくりについてよくわかります。業界別に紙⾯構成されているので、幅広くチェックできます。
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