⾯接の種類

⾯接には、個⼈⾯接・集団⾯接・グループディスカッションの3種類があります。
⾯接は、⼊室時から始まっています。挨拶は元気よくしましょう。

POINT

  • ● ⼊室時から⾯接が始まります。挨拶は元気よくしましょう。
  • ● 集団⾯接では⾃分の持ち時間が短いので、質問は簡潔・的確にかつ具体的に答えましょう。
  • ● グループディスカッションでは、その⼈の発⾔内容や、討議中の態度、役割が重視されます。

個 ⼈ ⾯ 接

学⽣⼀⼈に対して⼀⼈の⾯接官、あるいは複数の⾯接官で⾏われます。後者の場合は、たいてい⼀⼈が決まった質問をして、質問者以外はあなたのしぐさや表情をチェックしています。あなたは質問者の⾯接官をまっすぐ⾒て答え、質問者以外の⾯接官を意識しすぎないようにしましょう。

● 履歴書やエントリーシートを材料に、様々な ⾓度から質問があります。
● ⾃分のペースで話すことができるので、⾃分を売り込むには最適です。
● ⼆次選考以降に⾏われることが多いです。

⾯接官はここをCheck!

● ⼈柄がいいか
● 考える⼒が⾝についているか
● 質問をよく聞き、意図を理解できているか
● 会社に対する志望意欲、理解度はあるか

よくある質問

● 学⽣時代に⼀番⼒を⼊れてきたこと
● 今まで⼀番感動したエピソード
● これまでの挫折体験
● なぜこの業界、当社を志望しているのか
● 当社に⼊社して挑戦したい仕事や⽬標

集 団 ⾯ 接

集団⾯接とは、複数⼈の学⽣(3〜6⼈程度)に対し、⼀⼈もしくは複数⼈の⾯接官で⾏う⾯接を指します。⾯接にかかる時間を短縮でき、受験者の⽐較がしやすいため、⼀次または⼆次⾯接で集団⾯接を実施する企業が多いのが特徴です。⾃分の持ち時間が短いので、質問には簡潔・的確にかつ具体的に答えましょう。

● 履歴書やエントリーシートと、⾯接の受け答えとの整合性を⾯接官は確認しましょう。
● ⾯接官が質問した内容に対して、順番に学⽣が答えていく形式が多いです。
● ⼀⼈あたりの回答時間が短いので、質問に対して要点を簡潔に答えましょう。

⾯接官はここをCheck!

● ほかの⼈の意⾒をしっかり聞いているか(傾聴⼒)
● 落ち着いて場の空気をつかんだ返答をしているか(コミュニケーション能⼒)
● 誇張されたエピソードなど⽬⽴った発⾔をしようとせず、⾃分なりの思いや気持ちを述べられているか(協調性)

集団⾯接、こんなときどうする!?

● 「⾃⼰紹介をしてください」と⾔われたら、どこまで話せばいい?
⾯接の初めに「⾃⼰紹介をしてください」と⾔われたら、名前、⼤学名、学部、ゼミや研究テーマなどを答えましょう。⾃⼰紹介は「⾃⼰PR」の場ではないので、それ以上のことを答える必要はありません。
● ⾃分が答えようと思っていた内容を、先にほかの学⽣が答えてしまった。
集団⾯接では、他の学⽣と違うことを話してなんとか印象づけたい、という気持ちになりがちですが、無理にほかの学⽣と違うことを話す必要はありません。先に答えた学⽣と同じ内容の回答になってしまっても、マイナスポイントにはならないので、焦らず、堂々と答えましょう。
● 「他社の試験を受けているか」と聞かれたら、正直に答えるべき?
他社を受けているということは不利にはならないので、受けているのであれば正直に答えましょう。逆にまったく他社を受けていないというほうが、現実味がなく、疑われかねないので注意しましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションとは、⼀つのテーマについて、5〜10⼈程度の学⽣がグループになって討議を⾏うことを指します。与えられる時間は、30〜60分程度で、時間内で討議をして、グループとしての結論を導くところまで⾏います。グループディスカッションでは、その⼈の発⾔内容や、討議中の態度、役割が重視されます。

● 早い段階で⾃分の役割をつかみ、意欲的に発⾔や⾏動で表現することが⼤切です。
● ほかの⼈の意⾒を否定したり、やり込めたりするような態度はNGです。
● 議論に勝つのが⽬的ではなく、他⼈とのコミュニケーションの取り⽅を観察するための⾯接であることを忘れないようにしましょう。
● 社会問題や世間で話題になっていることを⽇頃からチェックし、⾃分なりの考えを持ちましょう。

⾯接官はここをCheck!

● 客観的にほかの⼈の意⾒を聞き、議論の展開を分析できているか
● グループ全体に⽬を配り、積極的に参加する姿勢を⾒せているか

グループディスカッションの主だった役割
司 会 役 ⾃分だけ得意げに話し、しきるのではなく、話の流れを⽌めず戻さず、うまくリードする役割
⽅ 向 修 正 役 論点がずれたり、アイデアが散乱している議事の要所要所で話の流れをつくる役割
問題(意⾒)提起役 他⼈の意⾒を否定するのではなく、議論の質を上げるために問題を提起する役割
タイムキーパー役 結論までに時間切れにならないよう進⾏管理する役割
書 記 役 進⾏中にメモを取り、議論の要点を取りまとめ、発表者⽤シート作成を⼿がける役割
発 表 役 議論結果をその場にいる全員にわかりやすく発表する役割

ディスカッションテーマ例

● 「⼈にものを教える」ときに必要な要素を3つ挙げなさい(証券∕学⽣5⼈∕30分間)
● 無⼈島に⼀つだけ持っていくとしたら?(商社∕6⼈∕30分間)
● 今後の携帯電話はどうなっていくか?(旅⾏∕6⼈∕15分間)
● 経営者にとって必要な資質とは?(コンサルタント∕8⼈∕60分間)
● 国政選挙の投票率を上げるためには?(情報処理∕6⼈∕45分間)

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