Uターン就職

亜大生は、例年、2 ~3 割が、U ターン就職をしています。
基本的な就職活動の流れは、東京の企業と大きな違いはないので、
スケジュールを把握し、授業と地元での就職活動の両立を図りましょう。

POINT

  • ● スケジュール管理や、連絡手段の確保は徹底しましょう。またしっかりと計画を立て、明確なビジョンもって臨みましょう。
  • ● 地方の企業に関する情報は東京にいても入手できます。また東京で就職支援を行っているジョブカフェなども利用し、効率的に情報を集めましょう。

地元で働きたい理由は?

Uターン就職を思い立ったら、まずは、なぜ地元で働きたいのかを、じっくり考えてみてください。実家で暮らしたいから?なるほど、もっともな理由ですが、もう少し、なぜ、地元なのかを考えてみましょう。例えば、「仕事を通じその地方で何かを成し遂げたい」「その地方をどのように変えていきたいのか」などです。採用する側の企業も、そうした将来的なビジョンを非常に重要視します。Uターン就職を成功に導くためにも、採用担当者を納得させられる答えを導き出しましょう。

地方就職のパターン

地方で就職する典型的な形は、地方に本社を構える企業に就職し、その地域で働くケースです。一方、本社の所在地は地方ですが、大都市圏などに支社があり、その支社で働く人も含めた人材を募集している企業もあります。こうしたケースでは、勤務地をしっかり確認しましょう。また、本社は大都市圏でも、地方の支社や工場、店舗で働く人材を求めているケースもあります。この場合、将来的な転勤の可能性をよく確認しておく必要があるでしょう。どのパターンでも、その地方で働きたい理由を明確にすること。それが、Uターン就職を成功へと導くのです。

時間と費用の捻出が鍵

地方の企業でも昨年からオンラインでの選考が増加しました。しかし、まだ地元で採用活動を行う企業も少なくありません。そこで悩みの種となるのが、移動に要する時間と費用の捻出です。地方を訪れれば丸1日がつぶれ、採用に至るまでには、筆記試験や面接などで、1社につき、最低でも2〜3回は本社を訪れなくてはなりません。遠隔地であるほど費用はかさんでいきます。そのため、前もって活動費を蓄えておくなど⻑期的な準備が不可欠です。また、地方を訪れるときは、1社ではなく、できるだけ多くの企業を回るなど、効率のよい活動を心がけたいところです。県によっては、Uターンの学生のために資金の援助や直行バスなどがある場合があるので、ホームページなどで調べてみましょう。

地方企業に関する情報源

東京で得られる情報

東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」では、各都道府県の求人情報が入手できます。ぜひ、一度足を運んでみましょう。また、地方就職情報発信サイト「LO活」サイト(https://local-syukatsu.mhlw.go.jp/)は、求人情報だけでなく地方就職に役立つ情報が満載なのでアクセスしてみてください。
⇒各都道府県のUターンに役立つサイト一覧も参考にしましょう。

地元のハローワーク

地元の企業の求人情報が集まるハローワーク。ハローワークインターネットサービス(https://www.hellowork.mhlw.go.jp)では、全国のハローワークに集まった求人票を地域ごとに検索できます。

合同企業説明会(合同セミナー)

地元の合同企業説明会に参加して、企業を知るきっかけにしましょう。東京で開かれることもあるので情報を入手しましょう。開催時期は広報活動が解禁される3月からと予想されます。

地元の新聞や親類、友人

地元の新聞の求人欄には、地元の企業の新卒採用に関する情報が掲載されています。また、独自で地元の求人サイトを運営している新聞社もあるのでチェックしてみましょう。地元に家族や親戚、中学・高校時代の友人が住んでいる場合は “生” の情報を提供してもらいましょう。希望する業種や職種を伝え、協力してもらうことが大切です。

東京か地元か悩みながら

地方の企業と並行して、東京で就職活動を進める人も少なくありません。東京と地方の企業の両方を回る場合は、時間的にも労力的にも、対象とする企業の数が限られてきます。企業研究を徹底し、的を絞った活動を心がけましょう。そして、どちらにするか、結論はいつまでに出すかを考えておくことが重要です。不在でも支障のないよう、企業の人事担当者への対応は速やかに行いましょう。

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