会社説明会 ・ OB・OG 訪問

各企業がわざわざ⾃社の事業を説明し、先輩社員が懇切丁寧に質問に答えてくれるのは、就職活動の時期をおいてほかにありません。
貴重な体験の機会をムダにしないよう、有効活⽤しましょう!

POINT

  • ● なるべく多くの会社説明会に参加し、各社の説明を聞き⽐べてみましょう。
  • ● 会社訪問では本社にこだわらず、⽀店や営業所にも⾜を運んでみましょう。
  • ●OBやOGだけでなく、親族や知⼈など、⾝近な社会⼈の本⾳も聞いてみましょう。
  • ●キャリアセンターでは個⼈情報保護法の観点から OB・OG の紹介をしていないので OB・OG 訪問をする場合は直接企業に連絡をして可能かどうかを確認しましょう。

会社説明会 ( セミナー )

⻑い⼈⽣の中でも、各企業が⾃ら機会を設け、懇切丁寧に⾃社の事業内容を説明してくれるのは、新卒採⽤の就職活動のときだけです。この貴重な機会をムダにしないよう、できるだけたくさんの説明会に参加しましょう。
企業が単独で⾏う会社説明会は、企業のホームページや就職情報サイト、企業からのDMなどに従い、事前予約をして参加することになります。ただし、⼈気企業はすぐに満員となることもあります。事前に応募開始時期を確認しておきましょう。もし取れなかった場合は⼀度企業に電話で問い合わせてみるなど、積極的に活動しましょう。
中には、実質的な選考を兼ね、説明会の後に⾯接や筆記試験を⾏う企業もあるので、説明会だと思って気楽に参加しないように注意してください。また、企業によっては説明会への参加を次の選考ステップに進む条件としている場合もあります。後で慌てないように、企業の採⽤サイトなどで公開されている「採⽤活動の流れ」をチェックするなどして、内定までのプロセスを確認しておくようにしましょう。
なお、企業が単独で開催する会社説明会とは別に、3⽉頃から開催される「合同企業説明会」「業界セミナー」と呼ばれる説明会は予約なしで参加できる場合が多いです。合同企業説明会は中堅企業やベンチャー企業が中⼼となっており、業界セミナーは各業界の企業が合同で開催する説明会なので、複数の企業を⼀度に⾒ることができます。

会社訪問がかなわない場合

新型コロナウイルスの感染拡⼤の影響で会社説明会をオンラインで⾏う企業が増えています。会社訪問がかなわず、会社のリアルな雰囲気が感じられず実態がつかめない場合もあるでしょう。そんなときは本社にこだわらず、⽀店や営業所などを訪ねてみるのも良いです。本社や⼯場、研究所など、事前の許可がなければ⽴ち⼊りが難しいところと違い、⽀店や営業所などは⽐較的オープンに受け⼊れてくれるはずです。
現場の第⼀線で働いている先輩たちの⽣の声が聞けるうえに、⾃分が実際に働く⽀店や営業所の雰囲気を知ることができれば、未来の⾃分を思い描きやすくなります。

OB・OG訪問とは

職場ではなく、そこで働く社員を訪ねて直接話を聞くのがOB・OG訪問です。OB・OG訪問は、インターンシップと同様、⽣の情報が得られる貴重な機会です。OB・OG訪問をすると、働いている先輩たちが業界の本⾳を話してくれるし、就職活動中の企業のイメージと実際働いてみて感じたギャップも聞けて、企業の実態がよく⾒えてきます。
特にOB・OG訪問で⼤切なのは、先輩社会⼈の本⾳を聞き出し、会話を交わすことによって⾃分⾃⾝の成⻑を促進していくことです。
だから、⼊社意志の有無にとらわれることもないし、さらにいえば亜細亜⼤学出⾝者という枠組みにとらわれることもないです。両親や兄姉、知⼈など、⾃分の⾝近にいる社会⼈に仕事の話を聞いてみてもよいです。その際は、あらかじめ次のような質問のポイントをまとめておくとよいです。

 

● 現在の会社、仕事を選んだ理由。● 就職活動の体験談。● 学⽣時代と⼊社後ではどんなギャップがあったか。● 1 ⽇の仕事の流れ。● 業界の課題、将来性。● 現在の仕事の⾯⽩さ、つらさについて。

 

そして、アポイント・訪問するときのマナーはしっかり守りましょう。訪問当⽇は、遅刻は厳禁。相⼿は忙しい中、時間を割いてくれています。ムダな⻑話も禁物です。効率よく情報収集ができるように上記のポイントをしっかりまとめておきましょう。先輩たちの業界・企業を調べることも怠らないようにしましょう。ホームページに掲載しているような基本的な質問は、相⼿の好意を踏みにじる⾏為です。また、給与や福利厚⽣に偏った質問も NG。給与が知りたければ、『就職四季報』で調べましょう。もし載っていなかったら、キャリア⽀援サイトの「AC ナビ」で確認してみてください。
そして訪問後は、お礼メールを速やかに送りましょう。⾯会した当⽇に送るのがベストです。その際は、お礼の⾔葉を最初に添えて、学んだことを簡潔にまとめるのがポイントです。堅苦しく考えなくてもよいですが、相⼿は社会⼈。誠意のある態度で臨んでください。

TOP